掃きだめで深呼吸

名古屋でタクシードライバーやってる貧乏男の日常

青葉真司は統合失調症だからこそ京アニを破壊したのだろうか

 

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◆ いろんな意味で起きてはいけない事件だった

 

 

京アニの事件は正直、ビビりました。

京アニが有名になりだしたのと、自分がアニメを見始めたのがちょうど同時期で、『Air』『kanon』『クラナド』を見てハマったことを思い出します。

 

一番好きなのは『日常』。

勢いのあるシュールギャグと、カラフルでかわいい映像が最高でした。

 

まあ、いかんせん金がないので円盤なんて手が出せず、売り上げに何も貢献していないので、ファンとしてでかい顔をできる立場ではありませんが。

 

最近では『メイドラゴン』が素晴らしくて、2期決定して楽しみにしていたのに、本当に残念としか言いようがない。

 

 

僕たちアニメファンにとって、「京アニ」という言葉はすごく身近。

「喜びを提供してくれるもの」

「生きる希望を与えてくれるもの」

そんなふうに思っている。

 

そういう身近な「京アニ」でこうも恐ろしい事件が起こったこと。

とてつもなくショッキングです。

 

でも、「京アニ」という言葉をさっぴいてもこれはヤバい事件だ。

7月末現在で、死者は34名。

さらに増える可能性もある。

 

34名が殺された。

34人もの人間が、一人の男に焼き殺された。

 

昔、コロンバイン高校銃乱射事件ってありました。

日本でも大々的に報道され、連日ニュースでは現場の映像が流れていました。

マイケルムーアドキュメンタリー映画を撮影し、それも日本で有名になった。

 

コロンバイン高校銃乱射事件の死者、13名(加害者除く)。

京アニの死者、34名です。

 

もちろん、死者の数のみでこの事件を語ることはできない。

 

でも、コロンバインの方は「多数の銃器と弾薬を事前に用意した二人」が起こした事件です。

・カービン銃

・フルオートSMG

・ショットガン×複数

そして、たくさんの弾薬。

FPSでも通用する装備です。

 

僕も含めてですが、当時の日本人はコロンバインの事件を「他人事」ととらえました。

「高校生がこんなヤバい武器を普通に入手できるアメリカってヤバいね」

「うちらは本当に日本に住んでてよかったね」

正直、こんな感想を持った人は多いんじゃないんでしょうか。

僕も当時はそんなことを考えていたと思います。

 

しかし、京アニの事件。

ひとりの男が、34人を焼き殺した。

 

なんだ、銃よりもガソリンのほうがよっぽどやばいじゃないか。

 

それがはっきりとわかってしまった。

今回の事件でみんなそれを知ってしまった。

 

おそらく、いま、日本中のいたるところで妄想している人間がいる。

職場に、学校に、恨みを持つ人間が、ガソリンを撒いて火をつける妄想をしている。

 

その中で、誰か一人でも妄想を実行する人間が存在したならば、第二、第三の京アニ事件はたやすく起きるでしょう。

 

 

 

 

◆ 青葉信司は統合失調症なのだろうか

 

 

「青葉信司の言動に統合失調症の兆候が見られる」

そんなことをどこかのニュースサイトで目にしました。

 

統合失調症

100人に一人が発症する病。

 

僕は身近に統合失調症患者が二名いる(うち1名は推測)関係上、この病気に興味を持って統合失調症の人のブログを見たり、aiueo700の動画を視聴したりしてきました。

 

その上で、統合失調症のわかりやすい症状が二つあることに気が付きました。

 

① 幻聴(重度の場合は+幻覚)

② 被害妄想

 

①の幻聴については、自分の悪口がどこからともなくきこえてくるというものです。

この症状があれば、統合失調症の可能性がグンと高まります。

しかし青葉真司はこれがあったかどうかは不明。

 

②の被害妄想については、誰にでもネガティブ思考してしまう時があって、それと区別するのが難しい。

 

「俺ってみんなに嫌われてるのでは・・・」

「なんかやることなすこと全部うまくいかない・・・」

 

そういう思考と、統合失調症の被害妄想を区別する要素。

それは、「明確な非現実性」であると思います。

 

例えば、aiueo700は、通行人、道行く車、コンビニやスーパーの店員など、町のあらゆる人間が自分を監視し、嫌がらせしていると考えている。

 

しかし、もしそれが本当の場合、一日50人くらいの人出が必要です。

50人を毎日毎日、一人の無職男性に張り付かせて、嫌がらせさせるっておかしいですよね。

しかも嫌がらせの内容もライトを照らすとか、靴音をたてるとか、無意味な内容です。

合理的に考えるなら、ありえない。

でも、本人は合理的に考えることができないからそれに気づけない。

 

他にも、自分の思考を盗聴されてる。

電磁波で隣の部屋から攻撃を受けている。

というのもよく聞く話です。

 

僕の友人は、職場の同僚が自分に対して呪いの呪文を唱えるので、自分の精神が追い詰められていると言っていました。

 

「呪いをかけられている」というのは彼にとっては事実なんです。

疑いようのない事実。

だからこそ、そこに合理性があるか否かの検証をしない。

いや、検証できない、できる精神状態にはないといった方が正確なんでしょうか。

 

合理性の無い被害妄想。

これが重要な要素だと思います。

 

話を青葉真司に戻すと、彼は「小説を京アニに盗まれた」せいで犯行に及んだと言っていたそうです。

 

もし、彼が本当に自分の小説を京アニに投稿していたのなら、最低限の合理性は確保できる。

 

しかし、投稿すらしておらず、

「頭脳の中を見られた」

「自分の留守中に京アニの手の者が部屋に入ってきて小説を読み、アイデアをパクった」

などと考えていたのならば、統合失調症患者特有の被害妄想である可能性が高くなるでしょう。

 

青葉真司が統合失調症だったとすればどうなのだ。

 

今は、それを語るのはやめておきます。

 

僕なりに考えはあって、それをリアルに話せる人がいないのでせめてブログで吐き出したいけど、いまは青葉真司の情報が少なくて確定的なことを言うのが怖い。