掃きだめで深呼吸

名古屋でタクシードライバーやってる貧乏男の日常

アフターコロナの悲惨な底辺の生活

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◆ タクシーという仕事はコロナ世界において最悪の職業だって断言できる

 

 

さて、10ヶ月以上ブログを放置していました。

暇がなかったわけではないですが、いろいろ大変すぎて、文章を書く気にもなりませんでした。

 

ほんとうに、いろいろなものが変わってしまいましたよね。

 

僕の近況はと言うと......

 

悲惨。

その一言です。

 

何が悲惨なのか。

タクシードライバーという仕事が悲惨です。

理由はふたつ。

 

 

① 収入が半減

 

タクシードライバーは固定給ではないです。

日々の売り上げによって、収入が変わります。

稼いだら稼いだ分だけ給料が増えるわけです。

 

コロナ以前の僕の収入。

手取りで25〜30万くらいでした。

 

しかし、コロナ以後はこれが激減します。

なんと言っても、みんな外出しなくなりました。

ほんとうに、別の世界に来てしまったかのようです。

売り上げは激減です。

 

現在の収入。

 

10〜14万

 

15万いかないんです。

10万を切った月もありました。

 

いい年した男の1ヶ月の給料がこれです。

正社員、フルタイムですよ...。

家賃、光熱費を払ったらもう雀の涙ほどしか残らない。

 

毎月、給料明細を見て、これは悪い夢なんじゃないかと呆然とする日常です。

 

もちろん、僕以外のドライバーもヤバい状況です。

会社には生活困窮者対象にお金を貸す制度があります。

けっこう利息を取られるのであんまりいい制度とも思えないんですが。

 

それでもなんと、4月末の時点で、申込者多数のため、貸し出し中止となりました。

みんな、どんだけ金がないんだよ...。

 

もちろん、退職者もすごいです。

毎月、誰かがいなくなる。

そりゃそうだ。生活できないんだもの。

 

 

② 感染リスクがヤバい。

 

言うまでもなく、タクシーは密室です。

なんです。

 

僕らは、毎日何十人と言う客を乗せます。

そのうちの一人でもウイルスを持っていたら...。

まちがいなく感染するでしょう。

客が乗るたびに思います。

こいつは、大丈夫か?

客がゴホゴホせきをしようものなら恐怖です。

 

それでも、マスクをする客はまだいい。

問題はマスクをしない客がたくさんいるということです。

というか、マスクをしない客の方が多いですね。

 

特にひどいのは夜の時間帯。

酔っ払いがマスクをつけてくれることなんてレアケースです。

みんなマスクせずに平気で乗ってきます。

 

最悪なケースは複数の酔っ払い。

マスクなしで平然とギャーギャー車内で騒ぐ。

勘弁してくれ。

というか、死んでくれ...。

 

どうやら、タクシードライバーには人権がないようです。

国も、会社も守ろうとしない。

 

戦争において最前線に立たされてバタバタと死んでいくしたっぱ兵士そのもの。

毎日感染のリスクにさらされて仕事をしています。

 

 

 

 

◆ 転職しろ? できるもんならしています!

 

 

そんなにつらいなら転職すりゃいいじゃん。

そう言われるのも承知です。

 

いやいや、僕だって転職できるもんならしたいに決まってます。

でも、職歴ボロボロ。

年齢もいってる。

世の中はコロナのせいで求人数も激減。

失業者多数でライバルも多い。

 

実は、何社か応募してみました。

でも、面接までこぎつけることはできなかったです。

 

ああ、転職して一年ちょいでこんなことになるなんて。

ついてなさすぎる。