掃きだめで深呼吸

名古屋でタクシードライバーやってる貧乏男の日常

コロナに感染したんじゃないかと思った体験談 呼吸しても苦しさが治らない

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◆ アレは、コロナだったのかどうなんだ

 

コロナが登場してからは、少しの体調不良で「あれ、これって...?」と不安になります。

そういう人、多いと思います。

 

コロナという病気、死亡率はそれほど高くない。

でも、後遺症のリスクが怖い。

 

✖️味が分からなくなる。

✖️肺が繊維化して、呼吸器が手放せなくなる。

 

そんな恐ろしい話も聞こえてきます。

 

そして、万が一感染したら大変です。

 

まず、仕事ができなくなり、収入が途絶える。

そして、入院。

治療でしばらく動けない。

 

どこでウイルスを拾ったのかの調査。

あるいは、接触者がいたのか念入りに調査される。

もしかしたら、世間から非難されるかもしれない。

3~4月ごろ、コロナに感染した人がたたかれてたことを思い出します。

 

「無責任な行動」

「みんなの我慢を無駄にする行為」

バイオテロ

なんて、ひどいことを言われていました。

 

感染したときに、社会から犯罪者扱いされるのが恐ろしい。

だから、ちょっとでも体調が良くないと、コロナの不安に怯えるわけです。

 

 

◆ 自分がコロナに感染したんじゃないかと思った出来事

 

あまり大きな声で言えないことです。

周囲にも誰にも話していないことです。

 

僕には、自分がコロナに感染したんじゃないかと思われるできごとがありました。

 

結局今は体調はよくなってなんともないです。

でも、あれがコロナなのかどうなのかは、いまでも不明です。

 

事の発端は3月ごろ。

喉の奥に違和感を感じました。

 

痛いでもない。

苦しいでもない。

むず痒いともちょっと違う。

でも確実に何かある。

まさに、違和感としか言いようのない感覚が喉にありました。

あえて言葉で表現するなら、薄い紙が喉の奥に張り付いてる感じ......かな?

違う気もする。

ともかく、喉に違和感です。

 

でも、熱はない。

体調は問題ない。

なんで、その違和感を無視して働き続けました。

すぐに消えると思っていた違和感はずっと喉に居座り続けました。

 

そして、5月ごろ。

咳が出始めました。

といっても、慢性的なやつではなく、突発的にゴホゴホやって、すぐに落ち着くやつ。

でも、時期が時期なんで不安になってきます。

 

だけど、相変わらず熱はない。

保健所に連絡すべき?

検査をしようにも咳が出るというだけでは無理でしょう。

たしか、当時は「感染者との濃厚接触」がなければ検査はしてくれなかったと思います。

僕はその咳を放置して生活しました。

 

そして5月の終わり頃でした。

夜、寝ているときに、やたら咳が出はじめました。

といっても、この頃はそういうことはけっこうあったので、気にせず横になってゴホゴホやっていました。

数時間は眠りに落ちたのかもしれません。

しかし、深夜の3時ごろ、咳がだんだん激しくなってきました。

 

そして、あることに気づきました。

あれ、息が苦しいぞ。

 

そう、息をしても酸素が入ってこない感じで苦しいのです。

必死に呼吸するが、楽にはならず、おぼれていく感じ。

部屋を暗くして横になっていた僕は、時がたつにつれ苦しさが増していって、たまらず起きました。

 

ぜえぜえ言いながら、部屋の明かりをつけます。

上体を起こしたら、ほんの少し楽になった気がしました。

でもまだ呼吸は苦しい。

どうしよう。

救急車?

いや、それは大事になってしまうぞ...。

 

結局、僕は上体を起こしてベッドに座った状態で夜を越すことにしました。

相変わらず苦しい。

苦しいんだけど、耐えられないほどではない。

そのままハアハアしながら朝になりました。

 

翌日は会社を休みました。

 

朝になったらだいぶ楽にはなりました。

しかし、あの症状は明らかに喘息です。

子供の頃、喘息で病院に運ばれたことがあり、ほとんどそれと同じ感じだったんでわかりました。

 

それにしても、どうしよう。

病院に行こうか?

保健所に連絡しようか?

でも、できるだけ大事にはしたくない。

最悪、職を失う可能性だってある。

 

そう考えた僕は、こうしました。

今日一日、様子を見よう。

昨日と同じことが起こったら、病院に行こう。

 

結果どうなったのか。

その夜は普通に寝れました。

相変わらず苦しかったのですが、時がたつにつれ症状は軽くなっていきました。

 

そして、いつのまにか完全に回復し、長いこと喉の奥に居座り続けた違和感もなくなりました。

 

しかし、あれはほんとうにコロナだったのかどうなのか。

いまだにわかりません。

単なる百日咳だった可能性もありうる。

 

でも、この仕事を続けていく限り、いつの日か感染する気がしています。