掃きだめで深呼吸

名古屋でタクシードライバーやってる貧乏男の日常

淫夢をマジメに論評し、ついでに本編をレビューしてみる

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一応言っておきます。

 

淫夢に対して嫌悪感がある人は帰ったほうが良い。

 

淫夢って何?」な人も速やかに帰ったほうがいい。

 

淫夢に関してマジメに語ってみたいのですが、ネタがネタなんで、節度を持ってやりたいと思います。

 

まず、はてなブログの規約に抵触する恐れがありますので、直接的に性的な単語や表現は一切使わないので安心してください。

 

また、作品タイトルについても正式名称は使わず、婉曲的なかんじでやっていきたいと思います。

 

 

 

 

◆ クソ動画に対する需要

 

 

なぜ人は淫夢動画を見てしまうのか

不思議ですよね。

 

成人向けゲイポルノがどうしてここまでネット世界で一般に浸透し、人気を集めているのか。

 

僕自身、淫夢の存在を初めて知った時は、困惑しかありませんでした。

 

どうして、こんな動画が人気なの? と。

 

持論ですが、「クソ動画にたいする需要」というものがあると思います。

 

なんの意味もない。

物語性も教訓もない。

クオリティも低い。

 

そんな馬鹿馬鹿しいことこのうえない動画を見たくなる時がふとあります。

 

アカデミー賞受賞の映画とか、手の込んだ金のにおいのぷんぷんするyoutuber の動画ではなく、無意味でしょうもないクソ動画を見たい時が。

 

もちろん、淫夢はゲイにとってはクソ動画ではない。

己の性欲を満たすものです。

 

しかし、ヘテロな人間が見ると、その「性欲を満たす機能」が意味を失い、存在意義が謎の「クソ動画」になります。

 

なんの生産性もない、なんのために産み出されたのか謎のシュールな動画。

 

僕らにとってはそれが淫夢動画なのです。

 

こういうクソ動画を見ると、世間的な価値観とか、自分の置かれている状況とか、ストレスを誘発するしがらみとかがすべてどうでも良くなる。

 

昔はsyamu の動画がそういうクソ動画として機能していた。

 

しかし例の一件で、「syamu はただ楽に金を稼いで楽に女をこましたいだけ」という事が明白になった。

 

するとsyamu動画に対する嫌悪感が生まれ、syamu動画はクソ動画としての機能さえ失い、クソ動画ですらない、「ただただ汚いだけの何か」になってしまった。

 

そして、最後に淫夢が残った。

 

淫夢を見ていると浮世のつらみをしばし忘れる事ができる気がします。

 

僕は今、タクシードライバーをやってるんですが、強いストレスを感じた時は、スマホを使って車内で淫夢動画を再生する事があります。

 

すると、ストレスが緩和される気がするのです。

 

もちろん、タクシーにはドラレコが常に回ってるので、その様子は撮影、録音されている。

 

これが会社側にバレたら「業務中にゲイ向けAVを見てるヤバい奴」というレッテルを貼られ、会社を去るはめになるかもしれません。

 

 

 

◆ 印象深い淫夢本編をレビュー

 

ということで、個人的に印象深い淫夢本編をレビューしてみます。

語録、ビジュアル、爽快感の3項目で点数をつけてみます。

 

 

 

① 一章   

 

語録     ★★★★★

ビジュアル  ★★

爽快感    ★★★

 

総合 10点

 

黒塗りの高級車に追突してしまうやつ。

淫夢の起源であり原典でもあるが、それをさっぴいてもクオリティが高い。

特にTNOKからポンポン出てくる語録が秀逸。

TDNの歴史に残る名演技が光る。

そして何より、終盤の一点攻勢では強烈なカタルシスを感じることができる。

 

 

 

② 四章

 

語録     ★★★

ビジュアル  ★★

爽快感    ★

 

総合 6点

 

野獣先輩と遠野の恋物語

今では最も人気な淫夢キャラとなった野獣先輩の作品という事が全てですね。

個人的には少しインパクトが弱い気もするが、散々素材として弄られ尽くした名作なので、たまに見ると実家のような安心感を得る事ができる。

 

 

 

武田信玄

 

語録     ★

ビジュアル  ★★★★★

爽快感    ★★

 

総合 8点

 

セリフが一切ないのが特徴。

1980年台の作品らしく、当時の街並みが映り込んでいる点も興味深かったりする。

一番素晴らしいのは「武田信玄」というネーミングセンス。

情緒ある作品。

 

 

 

④ 先輩好きっす

 

語録     ★★

ビジュアル  ★★

爽快感    ★★★★

 

総合 8点

 

「先輩好きっす!」

「俺もお前が好きだッ!」

「先輩◯◯していいですか?」

「好きにしろッ!」

と、四行で全てを説明できるスピード感と直球の情熱が魅力の作品。

先輩がイケメンかつイケボなのもポイント高し。

 

 

 

⑤ ひでと虐待おじさん

 

語録     ★★★★

ビジュアル  ★★★

爽快感    ★★★★★

 

総合12点

 

虐待おじさんが下校中の小学生「ひで」を優しい膝蹴りで気絶させ、家に連れ込んでいろいろする作品。

注目は竹刀と鞭でひでをしばくシーン。

ひでがほんとうに痛がって苦悶しており、演技を超えたマジギレと、マジギレするひでをさらにボコってだまらせるおじさんを見れる。

風呂場での「溺れる!溺れる!」「出逢いたい!」のシーンも迫力があって良し。

ひでが悲惨なことになっているのに全然かわいそうにならず、むしろ爽快感すら感じる。

 

 

 

⑥ おにいたま

 

語録     ★★

ビジュアル  ★★★★

爽快感    ★★★

 

総合9点

 

ゆうまというガチムチのおっさんが小学生みたいな格好をして、「おにいたま」「◯◯なのら」と、90年代のアニメキャラみたいな喋り方をする時点で強烈なインパクト。

謎の力によってケーキが回転するというオカルト要素も画期的。

ギャルゲの日常シーンみたいなBGMのなかで天真爛漫に振る舞うゆうまは一見の価値あり。

 

 

 

 

⑦ 迫真空手部の3人

 

語録     ★★★★

ビジュアル  ★★★

爽快感    ★★★

 

総合10点

 

登場人物の三人がどれも強烈な個性を持っているのが魅力。

KMRに関しては淫夢で一番のイケメンだと思う。

シャワーシーンからのくつろぎシーン、野獣先輩の気さくな会話など、日常を感じる場面が多い。

 

 

 

⑧ kbtitと虐待おじさん

 

語録     ★★

ビジュアル  ★★★

爽快感    ★

 

総合6点

 

見どころはkbtitのファッションと「かしこまり」くらいしかない。

繰り返し見たくなるようなインパクトに欠ける。

 

 

 

⑨ 野獣先輩インタビュー

 

語録     ★★★★★

ビジュアル  ★★

爽快感    ★

 

総合8点

 

野獣先輩の必死のノンケアピールがいじらしい作品。

語録はもちろんのこと、ゲイ向けAV特有の、ねっとりとしたカメラワークも堪能できる。

 

 

 

⑩ 患者(SNJ)と外科医(TRN)

 

語録    ★★★

ビジュアル ★★

爽快感   ★★

 

総合7点

 

病院が舞台というシチュエーションがもうおもしろい。

SNJの無双っぷりが印象深く、自分もここまで傍若無人に振る舞えたら人生が少しは楽しくなるんじゃないかと思わせる。

 

 

 

......と、まあこんなもんでしょうか。

続けるときりがないのでここまでにします。