掃きだめで深呼吸

名古屋でタクシードライバーやってる貧乏男の日常

タクシードライバーが客からもらったチップやプレゼント

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タクシードライバーをやっていると、お客さんからチップや物などをもらうことがあります。

 

タクシーってすごく高い乗り物で、乗ってくれるだけでも「太っ腹だな」と思います。

 

けど、中には運賃にプラスαでドライバーにプレゼントをくれる人がいる。

 

世の中には心が広い人もいるんだなあと感慨深くなります。

 

まあ、僕はまだ仕事を始めて数ヶ月なんで、あんまり面白いものをもらった事もないですが、ちょっと紹介してみようと思います。

 

 

① チップ(金)

 

一番多いのはやっぱりチップ、つまりお金です。

 

札を出して、

「おつりはいいからね」

と言ってくれる人。

 

あるいは、

「これでジュースでも飲んで」

と、小銭を付け足してくれる人。

意外と多いです。

 

まあ、多いとは言っても一度もチップをもらわない日なんてざらにあります。

 

金額は100円前後が最も多く、1000円を超えるチップは滅多にありません。

 

先輩方に聞くと、昔の景気が良かった頃は、チップもかなりの収入源になったそうですね。

 

しかし、なんだかんだ言って、このチップが一番嬉しい。

 

運賃は運賃は稼いでも自分に入ってくるのはたかだか50パーセントですが、チップは100パーセント自分のものになりますからね。

 

チップをくれる人には感謝しかないです。

 

 

② 飲み物

 

飲み物をくれる人もたまにいます。

コーヒーやジュースなど。

これも嬉しい。

 

しかしこの仕事、飲み物をもらっても、飲むタイミングが難しい。

 

「トイレ」という、極めて大きな問題があるからです。

 

当たり前ですが、尿意を催しても車内に便器はない。

 

コンビニか、公園の公衆トイレを探さなくてはならない。

 

時間のロスになるし、場合によっては行き場の無い尿意を抱えたまま何時間も走り続けなくてはならなくなる。

 

自由にトイレに行ける仕事というのは、それだけでホワイトなんだと知りました。

 

 

③ お菓子

 

板チョコをくれる人が何人かいました。

 

上記のような事情を知っていて、飲み物は避けてくれるのでしょうか。

 

 

④ ショートケーキ

 

「運転手さん、甘いもんは好き?」

運転中、唐突に問いかけるお客さん。

 

「あっはい、大好きです」

「なら、これあげる」

 

お客さんがくれたのはケーキ屋の紙箱。

 

急に食べたくなったので、衝動的に買ったが、手に入れたら食べる気が無くなったそうです。

 

お客さんがおりた後、箱の中をのぞいてみる。 

 

こ、これは...!

 

ボリュームのあるショートケーキが...なんと5つ!!

 

コンビニで売ってるやつではなくて、ケーキ屋のケーキです。

 

僕はショートケーキが大好きなので、これは嬉しかった。

 

しかし、心配なのは賞味期限。

 

箱を確認してみたら、案の定、明日が賞味期限。

 

しかもその日、僕は深夜までの勤務でした。

 

もちろんその日の晩飯はケーキ。

 

翌日の食事もケーキにケーキ。

 

こんな時に家族がいればなぁ...と、少し悲しくなりました。

 

 

⑤ 傘

 

雨の日に、ビニール傘をくれる人がいました。

ビニール傘と言っても、100均のやつではなく、500円くらいのやつです。

ありがたかったが、帰るときに営業所に忘れてきてしまいました。

 

申し訳ない。

 

 

こうやって書き出してみると、色々もらってますね。

 

差し入れにしろチップにしろ、本当にありがたい。

 

僕が客の立場なら、ドライバーに何かを上げるという発想は出てこないと思います。

 

だからドライバーに贈り物をくれる心の広い人は尊敬します。