掃きだめで深呼吸

名古屋でタクシードライバーやってる貧乏男の日常

タクシーはサービス業なので性格の悪い客、迷惑客を相手にせざるを得ない

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◆いろんな客がいるが、当然、厄介な客もいる

 

 

タクシーはサービス業。

いろんなお客さんが乗車してきます。

いい人もいればそうでない人もいる。

 

昨今、クレーマーだの迷惑行為をして炎上する奴だのが話題になりますが、タクシーも同様。

お客さんを選べる立場ではないので、変なのも乗ってきます。

 

もちろん、良い人も沢山いる。

「僕みたいな未熟なタクシードライバーに対してそんな丁寧に対応しなくても・・・」

と、こちらの方が申し訳なくなってしまうくらい優しく接してくれる人もいる。

 

でも、その逆も当然いる。

 

まあ、仕事を始めて数ヶ月の僕なので、至らない点は沢山あるでしょう。

にしても、「それって人としてどうなの?」て感じの人もいます。

 

ちょっといくつか紹介してみます。

 

 

① 勝手に謎の勘違いをして不機嫌になる客

 

30代くらいのOL。

目的地に到着して支払い。

 

「1500円です」

「はぁっ!?   さっき見たら1400円だったんだけど」

 

いやいや、それはさっきの話でしょ?

1メートルでも、1秒でも進めば、メーターが上がる可能性はある。

 

「1500円です」

ともう一度言う。

 

するとムスッとして1500円を投げつけるように支払い、立ち去る。

 

なんなんだこいつは...。

 

 

ナチュラルにタクシードライバーを見下してくる酔っ払い

 

飲み屋から出て来た客。

シニア世代のおっさんです。

いい感じに酔っ払ってる。

 

饒舌に話しかけてきて、退職後に別の仕事をしようかなー、なんて話をしている。

僕はてきとうに相づちを打ってました。

すると、おっさんから出てきたひとこと。

 

「いやー、でも、タクシーだけは嫌だなあ。タクシーはないわ」

 

いやいや、そう思うのは勝手だけど、それをタクシードライバーに対して言うか?

 

 

③ シートを汚す客

 

20代前半の若い女

乗車して走り出したら突然何か食べ始める。

車内に漂うチリソースの匂い。

 

降りた後にはシートにべっとりチリソースがついていました。

当然、そのまま次のお客さんを載せるわけにもいかず、営業所に戻って清掃。

もちろん、その間は無給です。

 

ふざけんな! と、心の中で叫びました。

 

 

④ やたらと高圧的な客

 

言葉遣いが高圧的な人はざらにいます。

まあ別に僕はそこまで気にはしませんが...。

 

でも、ちょっと腹が立つのは、二人きりになった途端に豹変する人。

 

例えば、同僚と一緒に乗り込み、当初は丁寧語を使っていたのに、同僚が降りて二人っきりになった途端に命令口調になる。

 

「よろしくお願いします。〇〇へ行ってください」

 

なんて普通に相手を尊重するような話し方をしてくれていた人が

 

「んじゃあ、あとは△△へ行って」

 

と、二人きりになった途端、変貌する。

文字ではなかなか伝わりにくいですが、言い方がすごいつっけんどんで高圧的に変化するんです。

なんだか残念な気持ちになりますね。

 

 

パッと思い浮かんだだけでもこれくらいはいます。

共通するのは「タクシードライバーを同じ人間として見てない」ってことかな。

なんか、自分が王様で、こちらが奴隷かなんかだと思ってるみたいだ。

多分そういう人は、サービス業全般に対してそういう対応を取るのでしょう。

 

せめて、目的地に到着して車を降りる際には、「どうも」の一言くらいは言ってほしいというのが正直な気持ちです。

 

まあ、ほとんどのお客さんは言ってくれますけどね。