どんどん潰れていく名古屋の飲食店。行きつけの定食屋も......。
今年もそろそろ終わる。
令和2年は本当に最初から最後までコロナに振り回されました。
われわれタクシー業界も大変でしたが、同様に大変だったのが飲食店でしょう。
ガラガラの店内。
営業時間を短縮した店。
もう閉めてしまって営業再開するのかそのまま閉店するのかもよくわからない店。
中にはコロナ後でも相変わらず繁盛している店も見かけるけど、そんなのはごく一部です。
名古屋の街を走っていると、一週間ごとに閉店していく店を見かける感じですね。
「えっ、この店が?!」
というような、街の風景の一部だった店が、ある日突然、クレーン車に取り壊されているところを見ると、なんとも言えない気持ちになります。
そして、先月ですが、僕の行きつけの定食屋がついに閉店してしまいました。
サービスの良い店で、ゆっくりと落ち着いた雰囲気。
味もいいので、仕事の日は三日に一回はそこで食事をしてくつろいでいました。
が、ある時、レジに張り紙があるのを見つけた。
誠に恐縮ですが、当店は11月末を持って閉店いたします。
今までありがとうございました。
ま、まじか.......。
いや、実は、客が少ないのが気になってはいた。
いつかはこの店も潰れてしまうのではないかと。
でも、go to eat がはじまってから少しは客が戻ってきてた気がしたんだけどなあ。
その張り紙を見た日はショックで仕事が手につきませんでした。
そして、不思議なもので、閉店が決まってると思うと、なんとなく気まずくなってそれからはその店に行かなくなってしまった。
そして12月になり、当たり前のようにその定食屋は取り壊されてしまいました。
自分にとって大切な場所が無くなるのはほんとうに悲しい。
愛知県では時短要請が出て、飲食店がまた苦しんでいます。
春まであと三ヶ月か、四ヶ月か......。
まだまだ冬は続く。
どれだけのお店が、この冬を乗り越えられるのでしょうか。